晩秋の渓を歩いていると、時々切ない出会いが誰にでもあると思います。
今日・・・枯葉が流れ行く渓を歩いていると、
ポツン・・・
と、小さなリングが水面に浮かびました。
ライズ?!
ゆっくりと、気づかれないように近づくと、そこには一匹のヤマメが、
ポツン・・・・
と静かな水面に弱弱しく浮いておりました。
息も絶え絶えな、 そんな様子。
体には白いカビがそこ、ここについています。
すまないなあ・・・・
こんな時思わずつぶやいてしまいます。
産卵が終わり、もうすぐ消え行く その命。
たくさん君も働いてくれたんだね。
その体につく白い傷はその勲章・・・
たぶん、幾度と無く釣人と出会い、傷つき、そうして・・・
ちゃんと次の命を渓に託して逝く・・・君は。
もし、あなたが渓で白く、くたびれた魚達に出会ったら、
汚いとか、ぼろぼろとか・・
そんなこと言わないでくださいね。
釣をするということは・・・それがどんなに優しいリリースであっても、やっぱりそれなりに魚達にはプレッシャーです。
人間は業が深いものなのでしょう。
せめて、そんな魚達に、敬意を払ってくださいね。
お疲れ様・・・
そんな一言が、つぶやかれたら・・・
もちろん所詮は人間の身勝手、自己満足ではありますが、ぜひとも感謝の気持ちを持ってくださいね。
晩秋の渓には生と死が輝いています。
毎年この時期はこういうヤマメを見かけますよね
水中に沈んだ屍をみて、
やっぱりこうつぶやいてしまいます
シャロム人さんと同じように「おつかれさま」と
お墓を作ろうかとも思うのですが、
その屍も次世代への滋養となるわけですから
軽く合掌し上流へ
シャロムの森ならではの風景ですよね
今週末とても楽しみです。
紅葉もまだ見れるかな~
今週末、お待ちしております。 SAGE愛好会様
いつか・・・必ず、魚霊供養塔をつくりましょうね。
素敵な供養塔が、シャロムの渓を見渡せる小さい尾根の上にあり、魚達の霊がいつもそこを通りシャロムの渓を巡り行く・・・
いいですね。
紅葉、ぎりぎりだと思います。