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2005年11月01日

●何の巣箱かな?

食欲の秋、収穫の秋、産卵の秋・・・・
秋は本当に色とりどりににぎやかです。

さて、この巣箱、なんの巣箱でしょうか?

答えは追記に書くことにしますね。

最近の短期で訪れるWWOOFerには巣箱を作ってもらうことにしています。
名づけて、シャロム de 巣箱 プロジェクト!
これもできたら、一つのコーナーを作りたいなあと思ってしまいますが、巣箱は動物により、かなり多種多様です。
直径1mm、奥行き15mmくらいの穴はなんと、小さな蜂(ミカドジガバチかな?)の巣になります。実際に釘のぬけた穴に営巣していました。

シャロムの森は入口が管理され、人間の行動が管理されているぶん、植物相、動物相が豊かです。
しかしながら、シャロムの森も林業を主体として行ってきたので、杉、ヒノキの植林率が、50%程度もあります。この結果として、樹のうろ(穴)を営巣に使用する動物たちにとっては、住処がずいぶん少なくなっています。

そこで、このプロジェクトでは、巣箱をたくさん設置することにより、小動物の数を増やし、その結果として中動物(イタチ、テン、キツネ・・・)をふやし、シャロムの森に遊ぶ人々が当たり前に、かなりの頻度で本物の動物達に出会える、そんな森にしようと考えています。

秋は子供を生む季節です。今年生まれたたくさんの子供たちが、来年の秋にまた巡り合えますように・・・

そう、僕は願います。

追記
さて、答えは!

小さい穴のほうはヤマネ
です。日本固有種かつ天然記念物です。シャロムの森にもけっこういます。
この子の最大の特徴は、雪の中で冬眠?できることです。

大きい穴のほうは、ムササビです。
シャロムの森にもけっこうたくさんいます。日没後、1時間以内がとてもにぎやかです。
昼間は巣の中で寝ているので、夕方巣の下にいれば、ほぼ確実に見ることができます。
秋と春が繁殖の時期です。しかし、このサイズの樹の穴は少なく、結果としてなかなか繁殖できません。

シャロムの樹にも住んでいます。

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コメント

「シャロムの森も林業を主体として行ってきたので、杉、ヒノキの植林率が、50%程度もあります。この結果として、樹のうろ(穴)を営巣に使用する動物たちにとっては、住処がずいぶん少なくなっています。」とありますが、杉の壮齢林(50年以上)になるとうろがあるものも見受けられるようになります。(きつつきの穴が多いのかな?)杉・ヒノキの樹種の問題ではなく林齢の問題であるのではと思いますがいかがでしょうか?。私は昔、60年ほどの杉林で、調査中ムササビに「おしっこ」を引っ掛けられたことがあります。(^^;
70年、80年しっかり育てていけばどんな木であろうと環境的に素晴らしい山になることにはまちがいないとおもいます。ちなみにシャロムの森の人工林率70%程度ですので。

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