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2006年01月03日

●WWOOFerのお仕事(冬)

最近のWWOOFerのお仕事は巣箱つくりと設置です。
何度かシャロムプロジェクトで話題にしてますが、たくさん巣箱を設置しようと思っています。 それも、鳥だけでなく、ムササビやヤマネなどの小動物用も含めてです。

小動物の住みかは、木の上や穴の中です。彼らは弱く、外的から守るためには、彼らの体に合ったサイズの入り口のある住みかがとても重要です。

昔、山々が老木から幼木まで多種多様だった頃・・・もっともその頃にはきっと構成的には、老木が中心だったと思いますが・・・森の中にはいたる所に洞(木の幹に出来た穴)があったはずです。

その穴はほとんどの場合、枯れた枝がもげた所に、水がたまり、くさり、柔らかくなったその場所を小動物が自分で掘り、作り上げたものだったのではないかと想像しています。

そんな穴がたくさんあり、当然それは大小様様で、その大きさにより住んでいる住民は違ったことでしょう。

日本の森は、植林のされているところでは、多くは50年程度の木しかなく、洞が出来るのには若すぎます。(ちなみに針葉樹だから悪いとかではなく、まだ幼木だということです。)

シャロムの森では、彼らのマイホームをとりあえず設置していこうと考えています。
小鳥が増えることにより、ヒルが大増殖することもないかもしれません。
riverwalkerss氏がブログで話されていますように、いろいろな場所で問題になっています。
また、森の木々の種がまんべんなく振りまかれ、その中で適した場所に適した樹木が育つでしょう。
(ちなみに、小鳥は一年で10万匹以上の虫を食べているそうです。)

小動物が増えれば、中動物が増えます。(イタチ、テン、キツネ、狸・・・)
彼らがどのような役割を果たすかわかりませんが、きっと重要なパートを担うでしょう。(もしかしたら、魚を食べる鵜を食べるかもしれません・・・)

最近、シャロムの森では川ねずみの姿がいろいろな場所で見られています。釣人は皆びっくりします。これは魚が増えた影響でしょう。
このネズミを食べる者達が存在しないと、彼らの大増殖につながるでしょうし、魚達の数が減ることでしょう。(もっとも長い目で見れば、その後その天敵が増え、適正になるでしょうが・・・)

自然がもつ極めて繊細で、かつ力強くしぶといシステムには本当に毎日、ため息がでます。
自然はうつくしい・・・ですね。


     これはムササビの巣箱です。
来春には、鳥達の食餌木を歩道沿いに植える予定です。
何年後かには、たくさんの鳥達が小枝に止まり、鳥達の声が溢れる中、釣行するようになるでしょう。

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