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2009年02月06日

●杏里の日課・・・

子供には時々、ハッとして、思わず感動してしまうことがありますね。
日常の忙しさに追われ、大切なものをたくさん見落としてしまう大人にとって、子供は輝いています。

我が家の次女 最近 ちい姉になったしっかり者さんですが、毎日 あることをしていました。
img20090206a.JPG

夕方、保育園から帰ると、必ず家に入る前に何か山の方へちょこっと登り、石をたたきながら歌っています・・・。

「杏里・・・何やっているの? 」

「佐助に歌を歌ってやっているんだよ。 だって寂しいだろうから・・・。」

佐助 というのはこの春、郵便屋さんが届けてくれた捨て猫でした。
かわいい子猫でした。
ちょうど杏里の誕生日だったので、杏里へのプレゼントとなりました。

その子猫が1月に車に事故に会い、死んでしまいました。

杏里は泣きました。 たくさん泣いて、一生懸命凍った地面を・・・小さな、その小さな手で凍えながら掘りました。
そうして、やさしく、とってもやさしく、 その穴の中へ寝かせてあげました。

それから、もう3週間は過ぎました。
僕たち、大人は皆、すっかり忘れていました。

けれども、杏里は・・・・

一度も忘れることなく、雪の中でも、雨が降っていても、 そうやって 保育園で習いたての歌を歌って聞かせ、いろんなお話を、静かに眠っている佐助に聞かせているのでした。

img20090206b.JPG

とっても大切なこと  きっと、ほんとはみんな知っているはずなのですね。

けれども、それはすぐに忘れてしまうものなのかもしれません。

今でも 佐助の話になると杏里は涙をこぼし、一人になって泣いているようです。

そんな感動、感受性を大切に育てたいと感じます。

img20090206c.JPG

とうとう、この二人のうち、右側の キャロットだけになってしまいました。

気がつけば一匹です。


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コメント

ほかのネコちゃんはどうしちゃったの?
居心地悪くて出てっちゃった??

家族も増えたことだし、今まで以上に暖かい
家庭を築いてくださいませ~

感動しました
私も 涙がポロリ・・・です。
やはり 素晴らしい親子 家族ですよね。

あま党様
いやはや、寒い冬でしたよ。前に住んでいたところより、確実に2度は低い気がします。
しかしまあ・・・ほんとうに猫達にはいろいろすまなかったなあ・・・と。
ベランダができればきっともっと暖かだったのかなあ・・・
やはり冬は結構厳しいですね。
春が待ち遠しい今日です。

じねん様
ありがとうございます。
ほんと杏理はいつも佐助のこととなると涙ぐみます。
1つの命、出会いを大切にする子に育てていきたいです。
暖かくなったらどうぞ来て下さいね。

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