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2005年10月23日

●秋雷、闇に響く

今日は妻が友人宅にお泊りでいず、子供達と早めに寝ました。
夜半、午前1時過ぎ、夢の外のかすかな地鳴り、空気の鳴動に目が覚めました。
外では、強い風と雨が吹いています。
空を転がるように、雷の音が響いてきます。そして、それに押されるように、大きな風の行進が聞こえます。
彼方の森のざわめきが次々と伝播し、私達の森を揺さぶる・・・
その大きな力は、私の心に何か、得体の知れない不安?!のようなものを湧き上がらせます。
不安のようなもの・・・
それは、どうもはるか彼方、古代より遺伝の中を伝播してきたものの様に感じます。

森を揺さぶるほどの大風の日、
そして、雷が空と大地を大きく揺さぶる時、
古代の人々は、そこに神の存在を感じたのでしょう。
圧倒的な力、音、光・・・
そこには、畏怖と尊敬が捧げられます。

そんな時、人間の唯一の友は、
暖かく、パチパチとにぎやかにおしゃべりをしている火ではなかったでしょうか。

焚き火の火・・・

それを見ていると何故だかものすごく落ち着きます。
それはどうも、現世の自分の心の中というより、さらにその外、はるか昔の記憶が心の中に作用している気がします。

そんな想いが心の中をめぐります。
嵐の夜は・・・
とりわけ、1人でいる時には・・・

心はいにしえの時代へと回帰するようです。

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