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2005年06月27日

●魚数調査2002/05/21

調査日時:2002年5月21-22日

調査方法:シュノーケリングにより計数された各魚種の体長別観察個体数と観察面積から平均観察密度を算出

調査水域:黒坂石川

A区間:亀入淵の下流側の流程94.5m区間。平均流れ幅4.4m、面積約416m2 

B区間:砂防堰堤上流の土砂堆積部の上流端から上流側へ流程219.5m区間。平均流れ幅4.6m、面積約1019m2

C区間:砂防堰堤の直上部から上流へ流程201.6m区間。平均流れ幅6.9m、面積約1400m2

調査結果

 観察された魚類は、イワナとヤマメのみであった。

A区間

 イワナは計19個体が観察され、目測体長は40~350mm。40mmの1個体は明らかに当歳魚。100~150mmの10個体はおそらく1歳魚。160~210mmの5個体はおそらく2歳魚。3歳以上の高齢魚(250~350mm)は計3個体のみ。

 ヤマメは9個体が観察され、目測体長は100~300mm。100~150mmの7個体はおそらく1歳魚、220~300mmの2個体はおそらく2歳魚。

 1歳魚以上の年級群について平均観察個体数密度を求めると、水面積1m2当たりの密度はイワナが0.043個体、ヤマメが0.022個体で、イワナの方が優占する。

B区間

 イワナは計27個体が観察され、目測体長は100~300mm。体長50mm前後の当歳魚は観察されず、体長100~150mmの1歳魚と思われる体長群も8個体しか見られない。これに対して、160~210mmの2歳魚らしい体長群は12個体観察され、220~300mmの高齢魚も7個体観察された。つまり、若齢魚よりも高齢魚の多い水域である。

 ヤマメは計78個体が観察され、目視体長は40~270mm。体長40~60mmの当歳魚は2個体しか観察されないのに対して、体長100~180mmの1歳魚らしい体長群が42個体、190~270mmの2歳魚らしい体長群が36個体も観察され、本種に関しても高齢魚の割合が高いことが目立つ。

 水面積1m2当たりの平均観察個体数密度は、イワナが0.026個体、ヤマメが0.077個体で、ヤマメの方が優占する。

C区間

 イワナは計3個体が観察され、目測体長は100~210mm。体長50mm前後の当歳魚は観察されず、体長100~150mmの1歳魚と思われる体長群が2個体、190~210mmの2歳魚らしい体長群が1個体観察されたのみ。つまり、若齢魚・高齢魚ともに少ない水域である。

 ヤマメは計143個体が観察され、目視体長は40~270mm。体長40~90mmの当歳魚は8個体しか観察されないのに対して、体長100~180mmの1歳魚らしい体長群が102個体、190~270mmの2歳魚らしい体長群が33個体も観察され、高齢魚の割合が高いことが目立つ。

 水面積1m2当たりの平均観察個体数密度は、イワナが0.002個体、ヤマメが0.100個体で、ヤマメの方が圧倒的に優占する。

  

まとめ

 A区間のイワナの観察密度(0.043個体/m2)は釣り場として利用されている水域の平均値0.01~0.02個体/m2(1歳魚以上)よりも高く、釣り場としての利用価値は十分に高いと認められる。ただし、観察個体の大部分は体長210mm以下の個体なので、大物狙いには向かない釣り場かもしれない。ヤマメの観察密度は低く、ヤマメの釣り場としての利用価値は低い。将来的にはイワナを対象とするテンカラ釣り場あるいは初心者向けのフライ釣り場として利用することが望ましい

 砂防堰堤直上部C区間のイワナの密度は著しく低く、イワナ釣り場としての利用価値は低い。ヤマメの観察密度は著しく高く、しかも大型魚が多いのでヤマメ釣り場としての利用価値は高い。足場も良いので初心者向けのフライ釣り場として利用することが望ましい。

 砂防堰堤上流側の土砂堆積部の上流端から上流に向かって続く最も景観の良い釣り場で、イワナ・ヤマメともに大型魚が多いので上級者向きのフライ釣り場として利用することが望ましい。

 以上のように、各調査水域ともに禁漁導入直後にしてはイワナ・ヤマメの観察密度が高く、渓流釣り場としての利用価値は十分に高いと思われる。ただし、体長4000mmを越える特大サイズのイワナが全く観察されなかったことは残念であり、この川をさらに魅力ある釣り場とするための課題と言えよう。今回の調査ではカジカが全く観察されていないので、イワナが魚食化できないことが特大サイズのイワナの欠落の原因と考えられる。

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