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2006年02月16日

●渓畔林管理への提案

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まずシャロムの森を考えると夏場非常に「暗い」。。この点については、RIVERWALKERS氏のBlogをご参考いただきたい。
 必要になってくるのは渓畔林における上層木の間伐と言うことになる。研究資料からをそのまま当てはまらないのは、日本の山岳地域の問題で、傾斜がきついため、様々な点に留意しなければならない。渓畔林を残したままであると、かなりの面積の皆伐が必要になる。このアタリを日本向きに考慮した結果として得られるのが渓畔林への直接的なインパクトになるわけです。(具体的には間伐ですが)
 

この場合切る木よりも、残す木に多少なりとも気を使わなければなりません。
現存種としては、以下のものが存在します。
スギ、サワグルミ、ヤチダモ、シオジ、ケヤキ、イヌブナ(クロブナ)、ヤナギ類、カツラ、フサザクラ、カエデ類(ハウチワカエデ等)、トチノキ、コナラ。
 偏りすぎた間伐を避けるためにも、これらの種がある一定の程度で残るよう選木することが必要になるかと思います。
また方法ですが下記の方法をとるべきかと思います。
・ 上層木の除去方法とアイデア
1上層木の間伐及び除去  原木として有用な広葉樹に関しては資源として活用の方向へ。
2上層木間伐カバーへの利用  伐倒後、釣る際に邪魔になる枝を除去し(邪魔にならないと考えられる部分は残す)大きなカバーとして設置する。
3上層木を倒木させる。(根付き)  根がついていることで非常に安定性(長い間同一場所に存在し続ける)をますことが可能である。枝については2と同じ。
4中層木の残置処理  中層木はできるだけ残し(一部は伐採)紫外線をある程度遮断できるように残しておく。 (10月半からの南中高度考えるとあまり大げさに考える必要はないかもしれません。) 

 数日後個人のBlogKeep of forestのほうにも紹介しますが、(2月23日予定)ボトルネック効果のネック部分をあまり締め過ぎない方向への配慮を上記のような方法で考えています。(植物レベルの生物の多様性と、水中におけるカバー形成による、魚の生息環境多様性の確保)
 実際は100点満点とは言わなくとも、ギリギリ合格点くらいまでの、実施業にはしたいですね。
 もちろん管理人さんの意向もございますので。
一つのご提案です。 (Ban-Nin)

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