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2007年08月02日

●過ぎ行く時・・・

昨日はお客様がいませんでした。
ので、子供達を連れて山に行ってまいりました。

日光山系の一番高い山、日光白根山(2577m)です。

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しかしまあ、昔と変わってほんとうに楽な登山になりました。
昔、初めて親父に連れて行ってもらった高い山は日光白根でした。
高い山でした。湯の湖の登山口から急なのぼりを5時間くらいかけて、やっと頂上についた気がします。

でも、現在では反対側にゴンドラがあり、ご覧のとおり、頂上からおよそ2時間半くらいの高所までらくらく上れます。
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ロープウェイ頂上駅(確か白根山頂駅)につくと、そこは別天地です。
なんと、雲の上でもあり、眼下に雲海をみながら・・・・・
なんと 足湯 ができます!。
それから、レストランと水洗トイレもあります。とにかくお年寄りでも上れる(ロープウェイでですが・・・)場所となっています。

そこから登山はスタートし、静かな森の中をゆっくりと上っていきます。
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この山は二荒山神社がある山です。最近(昭和)にも何度か噴火しているようです。
男体山と白根山、この両山は活火山であり、きっと過去の人々は噴火し、荒れている山々を見ながら、恐れと祈りをささげたのでしょう。
そういうわけなので、登山道も昔の修験道であり、 地の池地獄や、六地蔵などいろいろ仏教の旧跡がいたるところにありました。
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結果として、時間が足りなく、白根山頂上にはたどり着けませんでしたが、子供達の歩くペースが大体、大人と同じペースだということがわかったので、次回は必ず山頂までいこうと思います。

さて、下山し、中禅寺湖で遊んでいますと、美しい夕焼け・・・・
私達家族の空はひし形なので、夕焼けというものをほとんど見られません。
子供達は消えゆく夕焼け雲をみながら、いろいろな物語を作って遊んでいました。

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この日、8月1日は 二荒山神社にて、夏祭りが催され、午後6時よりお囃子と深山踊りの奉納が午後9時頃までずーと続きました。
きっと、昔はにぎやかなお祭りだったことでしょう。
今は、ほとんどお客もなく、やぐらと、地元の青年会の若者達の夜店と数人の地元の人たちが踊っているだけでした。
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ぽつんと一人大きな松の根元に座り、静かに湖畔を流れていく夏祭りのお囃子と歌声、そして小さいけどなんとなくあったかい夜店のヨーヨー釣りの様子を見ていると、さびしいような、懐かしいようなそんな気持ちが沸いてきます。
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その後、9時からは花火大会。
広い湖上に美しい光が散り行きます。
それを見ているのギャラリーはほんのわずか・・・・

今までいろいろな花火大会を見てきましたが、こんなに美しく、はかなく、しんみりとした花火大会は初めてです。
はるか昔、祭りは村人にとって唯一の娯楽であり、その夜は無礼講、いたるところで愛が生まれ、にぎやかだったことでしょう。

今では、早すぎる秋の到来を告げる気持ちの良い風が吹き抜けて行くだけでした。

時は流れ、子供達はいなくなり、森は年を経り、川は静かに、そこにたたずんでいるのでした。

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コメント

久々の家族水入らずだったのでは?
お子様二人 とてもいい顔してますね。

我々シャロマーが行った時も、いい笑顔で
接待?してくれるお子様達ですが、
やっぱり自分の親にはいい顔してるじゃないですか。

一昨日、小生もさいたま市の花火大会
行ってきましたけど、愛息は花火より
お弁当、愛娘は花火よりミルク
ちょっと早かったかな~
会場より数キロ離れた場所で見てましたが、
空いているのはいいですね。
ゴミゴミした中で見るよりも、
少ない中でのんびりと見れる方が
小生は好きですね。

そんな子供達も何十年かしたら家を出て行く。
いいことじゃないですか。
何十年経っても、シャロムの森は今のままで
いて欲しいですね。

愛息が成人して、一緒にフライロッド持って
「あ~でもないこ~でもない」とワイワイやるのが小生の夢ですね。

白根もその下の方も、
凡そ、え〜と、記憶のかたすみ、
変わりやすいもんですよね、
良いもの、
沢山のひとに、と、
そぉっっーと、と、
いうのもあったりして、
スピードはそれぞれなんで、
なかなかになやましい。

子達に映るのは、
間違いなく、かわらない、あれですよ。きっと、


近々うかがいます、
かけつけいっぱい、
またおねがいしますね(笑

SAGE愛好会様 おはようございます。
そうですね、子供が20歳になったら・・・・
僕達はどんなことをしていますかね(^^)
これから10数年後、シャロムはどんなになっているでしょうか?
時は経つのは早いものですね。
子供は巣立ち、僕らは動けなくなる・・・
やっぱりこりゃトレーニングしかないですね。RW師のように・・・

小さな森の家様 おはようございます。
す、すいません。コメントの前半部分が、いろいろ推測され、内容がはっきりわかりません。
子供の瞳に映るのは、変わらないあれ、ですか。
いつの時代にも、子供の心に映る、大きなもの、美しいもの・・・・
大人の僕達は子供に残せるもの・・・・
シャロムもがんばっていきたいと思います。

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