●セキレイの愛 その後・・・
困ったことに、まだ完成していない我が家にはすでに間借り人が入りました。
ある朝、ふと相変わらずセキレイがいるので、おかしいなあと、よく見ますと、
このように、卵が・・・・
「まいったなあ・・・・」
思わず一人つぶやいてしまいました。この状態をどうしたらよいだろうか?!
卵の状態なので、まだここで移動したらきっとどこに移動したか親鳥にはわからなくなるかもしれません。
「しょうがない、子供が生まれるまで間貸ししてあげるよ・・・」
思わず大家になった気分です。
と、すぐに親鳥は戻ってきて、
このように、一生懸命暖めています。
僕がちょうどこの巣の裏側の外の壁を作っているときも、その恐ろしさに震えながらも、しっかり暖めていました。
ほんとにちょっと感動的です。
彼女にしてみれば、僕らなどまるで恐竜なみでしょう。
恐竜が、目の前を行ったり来たり、そして時にはぐぐーと近づいたり・・・・
恐怖の真っ只中ではないでしょうか。
しかしそれでも、母鳥は逃げません。必死に卵を温めています。
これほど小さな者達の、
これほど強く、深い、愛? 本能・・・
僕も見習わないといけないと毎日思います。
ちいさな命を育て、守るのは僕ら大人の責務なのだと。
シャロムの森は、春もそろそろ終わり初夏の風が吹き始めています。
鳥達は忙しく、子供達の養育に飛び回っております。
賑やかな、そして穏やかな時間が流れています。
のんびりするためにシャロムに来ませんか・・・・