●魚数調査2004/03/13
調査日時:2004年3月13日
調査者 視認者 斉藤 記録者 小森谷浩之 補助 小森谷孝志
調査方法:夜間にライトにより目視し計数された各魚種の体長別個体数を観察
調査目的:渓流における魚数調査の練習と調査
調査水域:黒坂石川
●A区間:渓流が二つに分かれる前の砂防ダムの下流側の流程70m区間。平均流れ幅6.99m
●B区間:左沢の二つ目の砂防堰堤上流から流程80m区間。平均流れ幅4.6m
●C区間:右沢の分岐入り口から流程100m区間。平均流れ幅4m、
調査結果
観察された魚類は、イワナとヤマメのみであった。
ヤマメにおいては11cmを中心とする山と19cmを中心とする山があることがわかる。これは2年魚と3年魚の山であろう。ゆえにヤマメは一年で2年魚から3年魚になるのに8cmから10cm程度成長するのではないか。
また、2年魚の山の方が3年魚の山より急であり、成長する過程において個体差が大きくなるようだ。
A区の2年魚はサイズも大きくたくさんいるのに3年魚が少ないのはなぜだろうか。一つの仮説ではあるが、昨年の密猟者による15cm以上の魚体の捕獲の影響かもしれない。
イワナにおいては、3つの区域と共にヤマメのほうが優勢のためか少なかった。2年魚から3年魚への成長量は8cm程度かと思われる。これはこの水域においてはヤマメのため十分な捕食ができないためではないかと思われる。また、ヤマメとグラフの傾向がちょっと違い、3年魚のほうが多かった。これは何故だろうか。
C区においてはヤマメの魚数が37匹と多くこの結果イワナが少なくなったのではないか。
まとめ 感想
初めて魚数調査を行ったわけだが、結構面白かった。こらからも1ヶ月に一度くらい行いたいと思う。また、場所も今度はもうちょっと奥のイワナ域でも行いたい。それから逆にシャロムの森の下流域の一般渓流においても行い、その違いを調べてみたく思う。