●国産材ドームプロジェクト20060226
国産材でドームハウスをつくりましょう・・・
ということで、まずはネコのドームをつくり、現在は直径4mのあずまやを作成しています。
まずは基礎のベースコンクリートのための型枠です。
厚さは15cmで、もちろん4mmのラス網を入れます。
今回のドームは変則10角形ですが、基礎は4.2mmの正方形の角を1mmずつ落とした形にしました。
コンクリートは、生コン屋から購入しました。
配合は 16-5-40です。この配合の意味は
一ヶ月(たぶんそうだと思いましたが・・・)後の強度が16N/cm2 で 中に入る石は40mm以下で、固さが15cmのバケツに一杯に入れて逆さにしてプリンのようにバケツを取り上げた時、その沈下した高さが5cm というものだったともいます。
つまり・・・
16<=この数字は大きい方が強度は高い(もちろん値段も高い)
5<= この数字は12cmとかだと建築設計ですね。とろとろにやわらかいと隅々まで容易に入るけど、強度は落ちます。土木構造部の場合、5か8が普通ですね。
40<=この数字が20mmだと小さい石なので扱いやすいし、細かい場所にも入る。しかいながら、強度は低くなる。
今回はバックフォーでバケット打ちです。これが1番、よいコンクリートが楽に入ります。
コンクリートを打ちながら、高周波バイブレータでコンクリートをよく密にさせます。
これはとても大切です。
コンクリートには空気がたくさん混合されていますから、バイブを使用することにより、空気を抜き、密なコンクリートをつくります。
ただし! 使用しすぎにはご用心です。使用過ぎると、コンクリートの中の石やセメント、水が分離してしまい、悪い、強度の低いコンクリートができていしまします。
そうして、型枠の高さまで、きれいに生コンを入れたら、その上から木コテで平滑にならします。
その後、すぐにアンカーの位置に鉄筋を入れます。今回は丁張りは使わず、型枠に、あらかじめ釘を測量して打っておきましたので、それを基準に鉄筋を設置していきます。
ちなみに、後からドリルで穴を開けてアンカーボルトを設置する方法の方が楽かもしれませんね。(強度的にはこちらの方が上ですが・・・)
そうそう、コンクリートの角は直角だととても欠けやすいので、面コテで角をとっておきます。
この面コテを施すと、何となくメリハリがつきますね。
というわけで、基礎のコンクリート打ちは終わりました。